電子契約サービスセコムあんしん電子契約サービスはセコムトラストシステムズ株式会社が提供するサービス。
CMなどでもお馴染みの警備会社セコムのグループ会社で情報セキュリティサービスと大規模災害対策サービスの提供に強みを持つ会社です。
このセコムあんしん電子契約サービスも同じく高データセキュリティに特化しており、万が一を考えたデータ管理に定評があります。
導入することで印紙代や郵送代を削減できるといった、コスト削減、業務効率化、電子帳簿保存法などの法令対応、セキュリティ面で多くのメリットがあります。
今回はそんなセコムあんしん電子契約サービスについて詳しく解説していきます。
セコムあんしん電子契約サービスの基本機能
電子契約サービス、セコムあんしん電子契約サービスは他の電子契約サービスと大きく違い、一番の特徴がセキュリティの高さとなっています。
仕組みは同じなのですが、運営会社の特徴そのままに厳格な権限管理を行い、遠隔地のサーバー保存を行なっているので、地震や津波などの災害が起きてもデータ消失の心配がいらないのです。
セコムあんしん電子契約サービスの基本機能
セコムあんしん電子契約サービスは電子契約、電子取引、文書管理などをオンライン上で完結できるようにしたクラウド型電子契約サービス。
セコムあんしん電子契約サービスを導入することで、従来の紙契約に必要であった契約にまつわる以下のようなコストを削減することができるようになります。
- 契約書の送料や作成にかかるコスト
- 印刷・郵送手配・押印、ファイリングなどの人件費
- 取引内容によって、双方に負担になっていた印紙代
- 書類保管にかかるコスト、及びスペースも削減可能
電子契約なのでペーパーレス化&業務効率化&時間短縮
セコムあんしん電子契約サービスを使った電子契約はオンライン上で行われるので、これまで時間や人的コスト、移動などが必要で合った契約がスピーディーに完結でき、ハンコを押すための出社などもなくすことができるでしょう。
もちろん契約にかかる押印による承認も簡略化可能ですのでセコムあんしん電子契約サービスを導入すれば、大幅な時間短縮が見込めるようになるでしょう。
もちろん書類の印刷や保管先から探す手間もセコムあんしん電子契約サービスなら不要。
電子証明書やタイムスタンプ機能により強固な本人性の証明が可能
セコムあんしん電子契約サービスは万が一の法廷での係争になった場合に有利になる本人性の証明や非改ざん性の証明を行うための機能をしっかりと備えています。
認証局による電子証明書の発行
電子証明書とは信頼できる第三者(認証局)が契約者が本人であることを電子的に証明するためのもの。セコムあんしん電子契約サービスではセコムが運営している認証局より電子証明書が発行されます。
タイムスタンプ
タイムスタンプとは電子ファイルに付与する、電子的な時刻情報を指します。タイムスタンプが付与されたその時点で、電子ファイルが存在することを証明し、付与した以降、改ざんされていないことを証明する機能です。
堅牢なセキュリティ・バックアップ
セコムあんしん電子契約サービスの一番のアピールポイントが、このセキュリティ面。電子契約サービスを選ぶ際にはぜひ押さえておきたいポイントでもあります。
電子契約・電子署名はオンライン上でデータにより行われますので、万が一を起こさないためにもしっかりとしたセキュリティ機能を保持したいところ。
セコムあんしん電子契約サービスは堅牢なセキュリティ技術を使用していますので第三者への漏洩を防止します(規格は非公開)。
さらに保存データはリアルタイムで2箇所の遠隔地に分散保管されますので、災害などが起こってもセコムあんしん電子契約サービスならデータ紛失の心配は要りません。
電子帳簿保存法に対応済み
セコムあんしん電子契約サービスは、現在注目されている国税関係帳簿書類を電子ファイルで保存することを認めた法律である電子帳簿保存法に対応できるようになっています。
電子帳簿保存法とは
「真実性の確保」「可視性の確保」を保持することにより電子的保存を有効にすると国税庁が定めた法律。
2022年には更なる改正が予定されており、電子帳簿保存法に対応しているかは電子契約サービスを選ぶ際の大きなポイントの一つとなっています。
料金プランやコスト
やはり電子契約サービスを契約するにあたり、気になるのはコスト。ここではセコムあんしん電子契約サービスの料金プランを詳しく見ていきます。
セコムあんしん電子契約サービスの料金プラン
セコムあんしん電子契約サービスの料金プランをご紹介します。料金プランは一種類が基本。30日間の無料トライアルも用意されています。
初期料金 | 55,000円(税込) |
---|---|
月額(税込) | 20,000円 |
管理者ユーザー数 | 2ユーザーまで |
取引先ユーザー数 | 200ユーザーまで(追加 10円/1ID) |
データ容量 | 5GB(追加 2,500円/10GBごと) |
ファイルアップロード | 30ファイル(追加 30円/1ファイル) |
電子署名 | 60署名(追加 30円/1署名) |
機能 | 電子署名、タイムスタンプなど基本機能 |
この他にもセコムあんしん電子契約サービスをシステムと連携させたい場合には、上位版のサービスにて対応可能ですので、希望される方は一度問い合わせをしてみるのが良いでしょう。
ドキュサイン、クラウドサイン、NINJA SIGN、GMOサインとセコムあんしん電子契約サービスの料金プランを比較!
セコムあんしん電子契約サービスとフリープランを除いた主要な電子契約サービスの最安プランを比較してみました。
セコムあんしん電子契約サービス | DocuSIgn | クラウドサイン | NINJA SIGN Lightプラン | |
---|---|---|---|---|
月額(税込) | 22,000円+初期費用55,000円 | $25(約2,800円)/1アカウント | 11,000円 | 5,478円 |
アカウント数 | 2アカウント(取引きユーザーは200アカウント) | 無制限 | 無制限 | 1アカウント |
月間利用可能送信数 | 60通 | 年間100通(追加購入可能) | 無制限 | 50通 |
送信料(税込) | 333円(利用料を60通で計算した場合) | 30円(利用料を100通で計算した場合) | 300円 | 220円(税込) |
他の電子契約サービスと比べた時に、セコムあんしん電子契約サービスは月額利用料、送信料ともに割高であることがわかります。
またアカウント数、送信数、データ保管にも制限があり(追加購入可能)、コストだけ見ると他の電子契約サービスに軍杯があがる結果となりました。
セコムあんしん電子契約サービスのその他、メリットとデメリット
セコムあんしん電子契約サービスの強みはなんといってもセキュリティへのこだわりと電子帳簿保存法に対応していることと言えるでしょう。
厳格にファイルへのアクセス権限を管理できますので、コンプライアンス強化も可能とします。
また取引サイドがセコムあんしん電子契約サービスのアカウントを作るだけで、利用料金が不要なのは使いやすさということを考慮すると先方からの承諾を得やすいとはず。
対して、デメリットとしては、先ほども述べたようには料金プランは割高なので、コスト面では他サービスに比べてしまうと難しい部分も多いです。
セコムあんしん電子契約サービス導入の際にはまずコストとセキュリティ面の充実、法的根拠の確率とのバランスを考えて導入を考えるのが良いでしょう。