「マネーフォワード クラウド契約の評価とは？」
「他電子契約サービスと比較して何が優れているのか？料金プランは？」
と疑問に感じていませんか。
マネーフォワード クラウド契約は契約業務に必要な機能を網羅しているだけでなく、salesforce向けのアダプターを利用することで開発無しで連携が可能です。したがって、他製品とのシームレスな連携ができる点が最大のメリットといえます。
当記事では、マネーフォワード クラウド契約の概要、マネーフォワード クラウド契約の機能概要、他電子契約サービスと比較した優位点までをご紹介します。
マネーフォワード クラウド契約とは
マネーフォワード クラウド契約は会計システムや個人向けの家計簿アプリを提供するマネーフォワードが提供する電子契約サービスです。
マネーフォワードが提供する電子契約サービス
株式会社マネーフォワードが提供する電子契約サービスです。株式会社マネーフォワードが提供する製品として例えば以下があります。
- Money Forward クラウド会計
- Money Forward クラウド確定申告
- Money Forward クラウド請求書
- Money Forward クラウド人事管理
- Money Forward クラウド開業届 など
以上のようにマネーフォワードだけで多数の製品を取り揃えており、マネーフォワードを導入していればバックオフィス業務の大幅な業務効率化を期待できる点が特徴的です。
大手企業含め多数の導入実績がある
マネーフォワード クラウド契約は大手企業からベンチャー企業まで幅広く導入実績があります。以下は導入実績例です。
- Speee
- ViewCard
- Globis
- MissParisGroup
- JTB など
公式サイト上から事例を確認できますので、自社の業態に近い事例を参考にするとイメージがつきやすいかもしれません。
料金プラン
マネーフォワード クラウド契約の料金プランは以下の通りです。世界No1シェアのDocuSignや国内No1シェアのクラウドサインと比較しても一人当たりの料金は安いです。
| 個人 | 30名以下でご利用の法人 | 31名以下でご利用の法人 | |
| 年額プラン | 880円 / 月～ 10,560円 / 年～ | 3,278円 / 月～ 39,336円 / 年～ | 問い合わせ |
| 月額プラン | 1,078円 / 月～ | 4,378円 / 月～ | 問い合わせ |
他大手電子契約サービスが月額10,000円~20,000円あたりが料金相場であることを考えると非常に安価な料金プランで電子契約サービスを利用できることがわかります。
マネーフォワード クラウド契約の機能特徴
マネーフォワード クラウド契約は契約業務に必要な機能を網羅的に搭載しています。その中でも特に特徴的な機能を解説します。特徴的な機能な以下の通りです。
- 機能①：立会人型電子契約を利用できる
- 機能②：ワークフロー機能を利用できる
- 機能③：salesforceとの連携アダプタを準備している
- 機能④：契約書を一元管理できる
- 機能⑤：SSOに対応をしている
機能①：立会人型電子契約を利用できる
マネーフォワード クラウド契約は立会人型電子契約サービスです。つまり、利用者自身は電子証明書の発行は不要で、事業者が利用者に代わって電子署名を付与する形式の電子契約となっています。
署名依頼時には契約締結用のURLが記載されたメールを相手方に送付することで、相手方はアカウントの発行や初期費用をかけずに署名をすることが可能です。
「事業者が代わりに電子署名して、法的に問題ないの？」と疑問に感じる方がいるかもしれません。結論、立会人型電子契約サービスの法的有効性は認められていますので、安心してご利用ください。
機能②：ワークフロー機能を利用できる
マネーフォワード クラウド契約はワークフロー機能を搭載しています。
現状の紙契約書を相手方に送付する前に上長や法務のレビューが必要になる場合が多数です。この点、マネーフォワード クラウド契約は承認者固定機能やワークウェイ機能を利用することで、電子契約送信前に承認を必須にできるのです。
また、ユーザーごとに権限管理もできますので、上長や法務のみに権限を与えることで、ノールックによる契約締結を防ぐことができます。
機能③：salesforceとの連携アダプタを準備している
マネーフォワード クラウド契約はsalesforce向けの連携アダプタ（Salesforce AppExchange）を提供しているため、salesforce上の商談オブジェクト情報から自動で契約書を作成することができます。
したがって、CRMシステムとしてsalesforceを導入している企業であるならば、マネーフォワード クラウド契約を導入するシナジーは大きいでしょう。操作感としても、salesforce上のUIですべて完結ができますので、とても扱いやすいです。
機能④：契約書を一元管理できる
マネーフォワード クラウド契約では電子契約に限らず、紙契約や他電子契約で締結した契約もあわせて一元管理可能です。一つの契約データベースで管理できることで検索性の向上や法対応の効率化を見込むことができます。
また、契約書を一元管理できることで、契約更新時期の見逃しや契約更新アラートの出し忘れなどを防ぐことができる点も大きなメリットです。契約管理に関わる工数を大きく削減できます。
機能⑤：SSOに対応をしている
マネーフォワード クラウド契約は有料オプションに申し込むことで、SAML認証（SSO）を利用できます。SAML認証可能なIdPは以下の通りです。
他電子契約サービスと比較した導入メリット
マネーフォワード クラウド契約は電子契約に求められる機能をある程度網羅しています。加えて、他電子契約サービスと比較して例えば以下のような優位点があるため、導入がおすすめです。
- メリット①：従量課金ではない
- メリット②：契約締結に必要な機能は網羅されている
- メリット③：電子帳簿保存法など各種税法に対応している
メリット①：従量課金ではない
電子契約サービスの大手、例えばadobe signやクラウドサインなどは、契約書を1通送付するごとに200円課金されるなど従量課金を取る場合があります。
この点、マネーフォワード クラウド契約は定額で電子契約を利用できますので、日々の業務で契約締結が多い企業ほどお得に利用ができる電子契約サービスといえるでしょう。
メリット②：契約締結に必要な機能は網羅されている
マネーフォワード クラウド契約は電子契約に必要な機能を網羅的に搭載しています。例えば、以下のような機能を搭載しているのです。
- 多者間契約
- 商業登記対応
- 進行状況確認
- 契約書検索
- 閲覧権限の管理
- テンプレート機能
- ワークフロー機能
- 契約書の一元管理
- 契約書の個別アップロード
- 契約更新/終了のアラート通知
- 外部連携 など
他電子契約サービスの場合、ワークフロー機能が利用できない、外部連携が難しいなどの場合がありますので、電子契約で利用したい機能が網羅的に搭載されていて、低価格で利用できる点は大きなメリットです。
メリット③：電子帳簿保存法など各種税法に対応している
電子契約は電子とはいえ、税法上の国税関係書類に該当します。したがって、各種税法にしたがった保存が必要です。例えば以下の法律に基づいた保存が求められています。
- 電子帳簿保存法
- 法人税法
- 電子署名法
電子帳簿保存法
電子契約は電子帳簿保存法 電子取引要件を満たした保存が必要です。電子取引要件では大枠で以下2つの要件を満たさなければなりません。
- 真実性（電子契約を授受した後、改ざんされていないことの証明）
- 可視性（特定の契約書を速やかに検索して表示できること）
この点、マネーフォワード クラウド契約はシステム上で主要三項目による検索ができるうえ、タイムスタンプ付与ができますので、要件を満たした保存が可能です。
他電子契約サービスの場合、システム上でタイムスタンプ付与ができない場合などがあり、電子帳簿保存法対応の難易度が高い場合がありますので、導入時には電子帳簿保存法への対応可否の確認が必要でしょう。
法人税法
電子契約は法人税法上で7年以上の保存が必要です。繰越欠損金までを見据えるのであれば10年以上の保存が求められます。
この点、マネーフォワード クラウド契約はシステム上で電子契約の長期保管ができますので、問題なく対応が可能です。
加えて、他電子契約サービスで締結した電子契約も併せて保管ができますので法対応の効率化ができる点が魅力的でしょう。
電子署名法
電子署名は電子署名法上で5年間の有効期限があります。一方で、上述したように電子契約は7年以上の保存をしなければなりません。つまり、電子署名の有効期限を延長する措置をする必要があるのです。
この点、マネーフォワード クラウド契約は長期署名（電子署名+タイムスタンプ）を付与できますので、電子署名の有効期限を延長することができます。
他電子契約サービスの場合、そもそもタイムスタンプを利用できない場合がありますので、長期署名の対応が難しい場合があります。したがって、長期署名が利用できる点は大きなメリットといえるでしょう。
まとめ 電子契約を利用して契約業務を効率化しよう
マネーフォワード クラウド契約を利用することで、既存の契約業務を大きく効率化できます。
加えて、上位システムがsalesforceであれば、salesforce上の商談オブジェクト情報からマネーフォワード クラウド契約に相手方の情報を連携して自動で契約書の作成ができますので、より効率化を期待できるのです。
マネーフォワード クラウド契約以外にも電子契約サービスはありますが、上述のような機能性で法人利用1名あたり3,200円程度の料金プランで利用できますので、比較的コストパフォーマンスに優れるサービスといえそうです。
ぜひマネーフォワード クラウド契約を導入して契約業務を効率化してください。