電子契約サービスDocYou(ドックユー)は日鉄日立システムエンジニアリング株式会社が提供する電子契約サービス。
長年培った帳簿基盤ソリューションのノウハウをもとに設計されたこの電子契約サービスDocYou(ドックユー)は企業のDXを推進し、ペーパーレスを実現するとともに、契約書類の管理にお悩みの方にぜひ使ってもらいたいサービスとなっています。
電子契約サービスDocYou(ドックユー)の基本機能
電子契約サービスDocYou(ドックユー)は電子契約に求められる基本的な機能を備えている他、多くのシステム連携ができ、電子帳簿保存法に対応する新しいサービスとして注目されています。
DocYou(ドックユー)の基本機能
DocYou(ドックユー)は電子契約、電子取引、文書管理などをオンライン上で完結できるようにしたクラウド電子契約サービス。
クライアントはDocYouを導入することで、従来の紙契約に必要であった契約にまつわる以下のコストを削減可能となります。
- 契約書の送料や作成にかかるコスト
- 印刷・郵送手配・押印、ファイリングなどの人件費
- 取引内容によって、双方に負担になっていた印紙代
- 書類保管にかかるコスト、及びスペースも削減可能
電子契約なのでペーパーレス化&業務効率化&時間短縮
DocYouを使った電子契約はWeb上で行われるので、ペーパーレスの簡単な操作だけで契約を締結でき、取引を完了させることが可能になります。
これまでは非常に時間がかかっていた押印による承認も簡略化可能ですので大幅な時間短縮が見込めるようになるでしょう。
もちろん書類の印刷や保管先から探す手間もDocYouなら必要ありません。作成もDocYouにテンプレートを登録しておけば一件あたり5分程度で契約を締結させることも可能というわけです。
コンプライアンスの強化も
DocYouによる電子契約に切り替えることで、原本やコピーの違いがなくなりますので、管理が楽になり、紛失や破損、劣化、改ざんのリスクを減らすことができるようになります。
作成した契約書はクラウド上に保存され、タイムスタンプという機能が用いられます。これによりその時間にそこにあったということが証明されるので、勝手に書き換えるなどはできません。
契約状況の見える化
複数の取引を並行して行なっている場合、従来の紙による契約書では進捗状況を把握するのが難しい部分がありました。しかしDocYouなら進捗状況の確認をオンラインでできます。
堅牢なセキュリティ・バックアップ
電子契約サービスを選ぶポイントとして外せないのがセキュリティ。オンライン上で行うデータによる契約なので、万が一を起こさないためにもセキュリティにはこだわりたいところ。
DocYouは電子契約の基本となるSSL/TLSによる暗号化機能を備え、第三者によるデータ読み取りを防止。さらに保存データはリアルタイムで複数の遠隔地に分散保管されますので、災害などが起こってもDocYouならデータ紛失の心配は要りません。
電子帳簿保存法に対応済み
DocYou(ドックユー)は250件を超えるコンサルティング、及び対応サポートの実績をもとに、提携税理士と連携し、現在非常に注目されている電子帳簿保存法に対応できるようになっています。
電子帳簿保存法とは
「真実性の確保」「可視性の確保」を保持することにより電子的保存を有効にすると国税庁が定めた法律。
2022年には更なる改正が予定されており、電子帳簿保存法に対応しているかは電子契約サービスを選ぶ際の大きなポイントの一つとなっています。
料金プランやコスト
やはり電子契約サービスを契約するにあたり、気になるのはコスト。ここではDocYouの料金プランを詳しく見ていきます。
料金プランは3種類
DocYouの料金プランは3種類。
トライアル | スタンダード(小〜中企業向け) | エンタープライズ(中〜大企業向け) | |
---|---|---|---|
月額(税込) | 0円 | 20,000円 | 30,000円 |
ユーザー数 | 10ユーザーまで | 50ユーザーまで | 50ユーザーまで |
電子契約(契約締結) | 10件/月まで | 制限なし | 50/通 |
電子保管 | 60日間 | 基本料金10.000円+従量課金 | 基本料金10.000円+従量課金 |
機能 | 電子署名、タイムスタンプなど基本機能 | トライアルプランの全機能、書類送信数無制限、 ファイル添付 50MBまで |
スタンダードプランの全機能、書類送信数無制限、 ファイル添付 50MBまで、マルチアカウント利用可能なdl |
ドキュサイン、クラウドサイン、NINJA SIGN、GMOサインとDocYouの料金プランを比較!
DocYouとフリープランを除いた主要な電子契約サービスの最安プランを比較しました。
DocYou スタンダードプラン | DocuSIgn | クラウドサイン | NINJA SIGN Lightプラン | 電子印鑑GMOサイン | |
---|---|---|---|---|---|
月額(税込) | 20,000円 | $25(約2,800円)/1アカウント | 11,000円 | 5,478円 | 9,680円 |
アカウント数 | 50ユーザーまで | 無制限 | 無制限 | 1アカウント | 無制限 |
月間利用可能送信数 | 無制限 | 年間100通(追加購入可能) | 無制限 | 50通 | 無制限 |
送信料(税込) | 220円(税込) | 30円(利用料を100通で計算した場合) | 300円 | 220円(税込) | 110円 |
他の電子契約サービスと比べた時に、DocYouは月額利用料、送信料ともに平均的、もしくは若干割高であることがわかります。
DocYouのメリットとデメリット
DocYouは平均的な料金プランになっており、コスト面ではそれほど他サービスに比べて優位ではありませんが、強みはなんといっても電子帳簿保存法に対応していること、また機能を過不足なく揃えているので、使いやすいといったところが強みと言えるでしょう。
またSAP ERP、GRANDITなどの基幹システムと連携でき、Web APIやCSVなどを用いたデータ連携ができるのも特長なので会社全体で業務効率化に取り組みたいとお考えの企業様にはDocYouは合っています。
デメリットとしては、先ほども述べたように料金が平均的、もしくは若干割高であること、そして取引先もDocYouと契約しなければいけないという点でしょうか。
昨今は電子契約に対する理解が深まっていますので、電子契約サービス導入は比較的スムーズにいくと思われますが、既にDocuSignやクラウドサインを導入している取引先であれば、新しくアカウントを作ることに抵抗感があるかもしれません。
DocYou導入の際にはまず主要取引先に電子契約に関する理解、またサービス導入の承諾を得るのが良いでしょう。
DocYouのメリット、デメリットまとめ
メリット | デメリット |
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電子契約に必要な機能を過不足なく揃えている | 料金が平均的、もしくは若干割高 |
電子帳簿保存法に対応 | 取引先もDocYouと契約する必要がある |
基幹システムとの連携が可能 |