DocuSign(ドキュサイン)とはカリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くアメリカの企業が提供する電子契約サービス。
その多彩な機能やスタイリッシュなインターフェース、高いセキュリティ機能、使いやすさなどが評判で全世界で広く使われています。
今回はそんな電子契約サービスDocuSignとはどのようなサービスなのかをわかりやすく解説していきます。
DocuSign(ドキュサイン)とは全世界世界No.1シェアを誇る電子契約サービス
まずDocuSignとはを語る上で、このポイントは外せません。DocuSignは世界中10億人のユーザーが利用する世界NO.1シェアの電子契約サービス。
特にアメリカやヨーロッパ、オーストラリアでは人気が高く、日本には2015年に上陸しました。
本社はアメリカのカリフォルニア州、サンフランシスコ。あの有名なシリコンバレーです。
“DocuSignとは”を数字で見ると以下のような規模を誇ります。
- 100万社以上の有料プラン利用者
- 数百万以上のトランザクション(電子署名のやり取り)
- 10億人以上のユーザー数
- 180カ国以上で利用されている
- 売上高は14.5億ドル
この数字だけをみてもどれだけDocuSignが世界中で支持されているかがわかりますね。
DocuSignとはどのようなサービス?電子署名の仕組みを解説
DocuSignは契約をオンライン上で行えるサービス。従来の紙で行なっていた煩雑な契約のやり取りをスマートに行うことを可能にしました。
送信者はログイン後、Word、Excel、PDFなどさまざまな形式のファイルをDocuSignに読み込ませることができ、署名欄や記入欄を指定。あとはメールやSMSで取引相手に署名依頼を送信するだけ。
サインの仕方も非常にシンプル。取引相手は受信したメールやSMSを開き、URLをクリック、承認すればあとは署名すれば手順はOKとなります。
DocuSignは取引相手にアカウント解説やアプリダウンロードを求めませんので、電子契約を依頼しやすく、取引の妨げになることはありません。
電子文書はDocuSignの強固な暗号方式で非改ざん性を担保され、DocuSignのプラットフォーム上で安全に管理されます。
契約中の書類のステータス、例えば現在誰が処理ステップにいるかはプラットフォーム上で簡単に把握可能。契約書にはタグ付けやラベリングができるので、文書管理や保管、検索するのも簡単です。
導入するとどのようなメリットがある?
DocuSignを導入し、従来の紙で行なっていた契約を電子契約に置き換えると以下のようなメリットが得られるでしょう。
- 紙の契約書を作成するコストや人件費を削減
- 契約のスピードアップ化
- 印紙代(印紙税)が不要に
- 契約書の保管・管理が容易に
- ハンコ出社が不要になりリモートワーク推進
- SalesforceやMicrosoftなど350以上のサービスと連携可能
この他にもiOS、Androidなどのスマホアプリに対応している、44言語をサポート、カスタムフィールドやワークフローのテンプレート化が可能と、世界NO.1シェアの名の通り、他の電子契約サービスとはワンランク違いを見せる機能が揃っています。
また、そのスタイリッシュさや使いやすさ、世界的サービスを導入しているという会社のブランディングもできるというは大きなメリットでしょう。
国際的な知名度が高い、他言語対応ということで海外との取引がある会社様はDocuSignは必ず第一候補に入ってくるはずです。
気になる料金やコストは?
いくら優れた機能を持つからといって、やはり料金やランニングコストは気になるものですよね。
DocuSignの料金やコストとはどれくらいなのかを見てきましょう。
まずDocuSignは基本的に4つのプランが用意されており、それに加え30日間の無料トライアルが用意されていますので、まずは無料版トライアルでDocuSignを試してから契約するのも良いでしょう。
DocuSignの料金プラン
プラン名 | Personal (個人向け) |
Standard (企業向け) |
BusinessPro (企業向け) |
高度な ソリューション |
---|---|---|---|---|
月額/1ユーザ | 10$ | 25$ | 40$ | 要問合せ |
ユーザ数 | 1 | 最大3 | 最大3 | 要問合せ |
機能 | 基本フィールド、 モバイルアプリ、 テンプレート機能、 ワークフロー機能、 リアルタイム監査証跡、 dropboxやグーグルドライブなどの クラウド製品との統合、 多言語対応 |
Personal(個人向け)の全機能、 リマインダー通知、 コメント機能 |
Standard(企業向け)の全機能、 支払い機能、 署名者の添付資料、 一括送信機能、 コラボレーションフィールド、 同席での署名機能、 認証機能 |
BusinessPro(企業向け)の全機能、 SSO、Enterpriseレベルのサポート、 埋め込み署名、 管理者やユーザの管理 |
他電子署名サービスと比較した料金
他電子署名サービスと比較した料金プランは以下の通りです。各電子署名サービスの企業向けプランで最安のプランを比較しています。
DocuSign | NINJA SIGN | クラウドサイン | 電子印鑑GMOサイン | |
---|---|---|---|---|
月額(税込) | $25 | 5,478円 | 11,000円 | 9,680円 |
アカウント数 | 3 | 1 | 無制限 | 無制限 |
高度なソリューションとは、いわばエンタープライズプランのこと。会社の規模や使用する人数、その他システム連携などカスタマイズ可能なプランとなります。
公式で申し込んだ場合は年間一括払いか月額払いかを選択可能
DocuSignを公式サイトで申し込んだ場合、年間一括払いか月額払いかを選択できます。一般的なサービスと同じく、年間一括払いにした方が割安になります。
ユーザー数が3人以上の場合は見積もりが必要
もしアカウント数を3以上で運用していくのであれば、公式か代理店に見積もりを取る必要があります。
3人以上でビジネス運用していくのであれば、まずは公式か代理店に問い合わせをするのが良いでしょう。
代理店を通じて申し込むという選択肢
公式からの申し込み、代理店を通じての申し込み、その違いとはDocuSignを導入、運用する際にサポートが必要かどうか?またはシステム連携や電子帳簿保存法に対応するなどの必要があるかなどです。
もし初めて電子契約サービスを導入する、規模の大きな契約になる、サービスを導入するだけでなく、さらに業務効率を上げる環境を整備したいのであれば、代理店を通じて申し込むのおすすめ。
確かに公式から申し込んだ方が楽なように思いがちかもしれません。とはいえ、担当者様一人ではなかなか導入から運用までノウハウや経験なしに全て行うのは大変だからです。
DocuSignはこのような現場で利用されています
現場別
部署名 | |
---|---|
人事 | 雇用契約書、派遣契約書、経費精算書、内定通知書、移動通知書、休暇申請、育休申請、退職届、、インターンシップ参加申込書 |
購買 | 発注書、受注書、サービス契約書、購買クレジットカード申請書、コンプライアンスチェック書 |
営業 | 決済稟議書、業務依頼書、リース契約書、来訪者登録書、業者出入申請書 |
総務 | 請求書、監査報告書、検収書、見積書、領収書、納品書 |
その他 | 機密保持契約書(NDA)、施設依頼表、 商業登記のオンライン申請(EU Advancedの購入要) |
業種別
業種別 | 文書例 |
---|---|
製造 | 販売契約書、メンテナンス完了の同意書、注文・注文請書、委託契約書、共同研究契約書、点検報告書 |
金融・保険 | 口座開設書(保険・要確認)、住宅ローン申請書、振込依頼書、ブローカー契約書、ISDAマスター契約書、証券保管・担保管理同意書 |
流通・ サービス | トラックドライバーとの雇用契約書、運送業務委託契約書、貨物運送基本契約書、研究契約書、代車貸出し同意書 |
不動産 | 不動産賃貸・売買契約書、重要事項説明書、駐車場申込書、トランクルーム貸出契約書、家賃保証サービス契約書 |
建築 | 工事請負契約書、請書、発注書、設計監理業務委託契約書、XX購買・ 製造委託契約書、移転・改修工事請負契約書 |
小売り | アルバイト/パートとの雇用契約書、取引基本契約書 |
教育機関 | 海外校との協定書、民間企業との共同研究契約書 |
出版・ メディア | アニメ版権の契約書、専属マネジメント契約書、フリーライターとの契約書、著作物利用許諾契約書 |
介護 | ケアプラン、重要事項説明書、各種サービス申込/同意書、付帯サービス申込/契約書 |
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は世界NO.1シェアを誇る電子契約サービスDocuSign(ドキュサイン)とはどのような機能や料金なのか、またメリットとは?をテーマにお話してきました。
DocuSignとはどういったサービスなのか要点をまとめました
- DocuSignとは世界NO.1の電子契約・電子署名サービス
- 多彩な機能を備え、知名度、セキュリティなども世界最高レベル
- DocuSignの料金・価格はプラン4種類。会社の規模や必要な機能で選択可能
- 無料トライアルがあるので、まずは試せる
- DocuSign申し込みは公式からか、代理店を通じて
- サポートをしてもらえる代理店経由の申し込みがおすすめ
DocuSignは非常におすすめのサービスです。興味がある方は導入をご検討されてはいかがでしょうか。