かんたん 電子契約 for クラウドはセイコーソリューションズ株式会社が提供するサービスです。
セイコーソリューションズ社はタイムスタンプサービスを金融機関を含む多数の国内企業に提供しており、かつ、20年以上にわたりトラストサービスを提供してきていることから、企業からの認知、信頼ともに非常に高い企業です。
したがって、かんたん 電子契約 for クラウドはサービス提供企業の信用度を重視する企業におすすめのサービスといえます。
当記事ではかんたん 電子契約 for クラウドの機能や特徴、他の電子契約サービスと比較した際の導入メリット、デメリットを解説します。
基本機能
かんたん 電子契約 for クラウドに搭載されている機能を紹介します。
電子契約に求められる最低限の機能を搭載
かんたん 電子契約 for クラウドは電子契約システムに求められる最低限の機能を利用でます。タイムスタンプや電子署名の付与による契約書の真正性の証明、取引先の契約ステータス情報の確認、複数の関係者による契約書への三者間契約など、電子契約に求められる一般的な機能は網羅されています。
3stepのシンプルな締結方法
かんたん 電子契約 for クラウドもシンプルな操作手順で利用できます。
最初に契約書や関連する文書をクラウド上にアップロードし、その後、相手方のメールアドレスを入力して送付。最後に相手方が送付されてきたメール上のURLリンクをクリックし文書を確認後署名することで契約業務は完結します。
以上のようにかんたん 電子契約 for クラウドは3stepで利用可能であり、システム活用のハードルが低いため、ITリテラシーの低い従業員であっても問題なく利用できる点がメリットです。
堅牢なセキュリティを備えたシステム
かんたん 電子契約 for クラウドではアカウント管理機能を備えているため、同一組織内のアカウントをグループ登録できます。グループ内の閲覧権限や利用権限を柔軟に制御できるでしょう。
また、Google Authenticatorを利用した多要素認証や利用者の利用履歴を確認できるログ機能、アクセスコード認証機能などを備えているためセキュリティ面で充実しているためセキュリティは堅牢といえます。
公式HP掲載の導入事例|関連システムとの連携実績が豊富
かんたん 電子契約 for クラウドは愛媛銀行、京都信用金庫、保証協会システムセンター株式会社など、契約書へ高い真正性を求める金融業界をはじめ、関電プラント、東宝、山梨大学医学部付属病院など多様な業界に導入された実績があります。
金融業界への導入実績では、金融業界向け電子契約サービス「融資クラウドプラットフォーム」を活用される場合が多いようです。Web申し込み、金銭消費貸借契約書、保証委託契約、マイページなどが1つのプラットフォームで実現できるため、関連業務の拡張性が評価されて採用されています。
「かんたん 電子契約 for クラウド」を導入するメリット|他企業と比較して紹介
他社と比較した場合のかんたん 電子契約 for クラウドを導入するメリットをご紹介します。
高い信用のある企業が提供するサービス
かんたん 電子契約 for クラウドを提供しているセイコーソリューションズ株式会社は20年以上にわたりデータの信頼性を担保するトラストサービスビジネスに従事してきました。
トラストサービスを提供する中で、国内最高峰の文書への真正性を求める金融業界へ数十年にわたり「融資クラウドプラットフォーム」を提供しています。したがって、国内でのセイコーソリューションズへの認知及び信頼は高いです。
セイコーソリューションズへの信頼を表す一つの証左として、2020年に国内で発行された認定タイムスタンプのうち、タイムスタンプ認定事業者セイコーソリューションズの発行件数は全体の65%のシェアを占めています。
したがって、対外的に契約書の真正性をアピールする際にはセイコーソリューションズが提供するかんたん 電子契約 for クラウドを利用するのが効果的であると言えるでしょう。
大企業向けのシステム構築に活用しやすい特徴
かんたん 電子契約 for クラウドは大企業のシステム構築に適した機能を提供している点に特徴があります。
かんたん 電子契約 for クラウドに限らずセイコーソリューションズが提供する製品は他サービスとの連携を前提に提供しているようです。実例として以下があります。
- 金融業界向け電子契約サービス「融資クラウドプラットフォーム」
- 長期署名クラウドサービス「eviDaemon for XAdES」
- 定額時刻認証サービス「SEIKO Cyber Time 時刻認証サービス(タイムスタンプ)」
「かんたん 電子契約 for クラウド」を導入するデメリット|他企業と比較して紹介
他社と比較した場合のかんたん 電子契約 for クラウドを導入するデメリットをご紹介します。
値段設定が高額
かんたん 電子契約 for クラウドのビジネス版(月額税込11,000円)にもエンタープライズ版と同様、ファイル管理機能が搭載されていますが、ビジネス版では20,000ファイルまでしか保管することができません。
契約が多く、40,000ファイルを超えてしまうような企業は、月額税込11,000円で利用できるビジネス版ではなく、月額税込220,000円と高額なエンタープライズ版を検討する必要があります。
電子契約サービスの中で月額税込220,000円は高額の部類に入りますので、どの程度の量のファイルを保管する必要があるか、確認してから問い合わせる/申し込むようにしましょう。
料金プラン|他会社と比較して確認
かんたん 電子契約 for クラウドの料金プランを他社と比較して紹介します。
料金プラン
かんたん 電子契約 for クラウドの料金プランは以下の通りです。
プラン名 | ビジネス版 | エンタープライズ版 |
---|---|---|
月額利用料(税込) | 11,000円 | 220,000円 |
初期費用 | 0円 | 0円 |
アカウント数 | 無制限 | 無制限 |
電子契約送信料 | 100円/1ファイル | 100円/1ファイル |
スキャナデータ保管機能 | 0円 | 0円 |
ファイル管理機能 | 20,000ファイルまで無料 | 40,000ファイルまで無料 |
機能 | タイムスタンプ、事業者署名型(立会人型)署名、 三者間契約(複数感契約)、あて先登録 送信先グループ設定、 アクセスコード認証機能、送付先SMS送信、 契約ステータス確認、署名完了メール送信、 署名依頼メールの再送信、アカウント管理、 契約複数登録、保管・送信機能、認証ログ、 契約書雛形登録、相手先との契約書共有、 WEB API、操作記録、セキュリティ強化他要素認証 |
ビジネス版の機能全て |
他社と比較した料金プラン
かんたん 電子契約 for クラウドと他社のサービスの比較は以下の通りです。各社の最安プランを比較しています。
より安価に電子契約を利用したい場合はNINJA SIGNの利用をおすすめです。NINJA SIGNは月50通までの契約締結と範囲が限られますが、かんたん 電子契約 for クラウドより安価に利用ができるでしょう。
また、同料金帯でより文書管理機能など豊富な機能を利用したい場合は電子印鑑GMOサインの方の利用をおすすめします。なぜなら、電子印鑑GMOの月額はかんたん 電子契約 for クラウドの月額より安価な上に、API連携やSalesforceやkintoneとの連携もGUI上で可能であるため、機能面で優れると考えられるからです。
したがって、かんたん 電子契約 for クラウドを導入する場合は電子契約を提供する会社に対して強い信用を求める場合であると言えるでしょう。
かんたん 電子契約 for クラウド | NINJA SIGN | クラウドサイン | 電子印鑑GMOサイン | |
---|---|---|---|---|
月額(税込) | 11,000円 | 5,478円 | 11,000円 | 9,680円 |
月間利用可能送信数 | 無制限 | 50 | 無制限 | 無制限 |
送信料(税込) | 110円 | 0円 | 220円 | 110円 |
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かんたん 電子契約 for クラウドはサービス提供企業の信用度を重視する企業におすすめのサービスです。高い信用力のある企業が提供しているサービスである、大企業のシステムと豊富な連携実績があるなどのメリットがあります。
一方で、かんたん 電子契約 for クラウドは料金設定が高いというデメリットもあります。
電子契約を導入するか総合的に検討し、紙業務を削減しましょう!
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