SignTimeはサインタイム株式会社が提供する直感的な操作性が特徴の電子契約サービスです。
電子契約サービスに求められる機能を網羅している一方で、業界大手の電子契約サービスと比較して安い料金プランで提供しているため、サービスの知名度よりコストパフォーマンスを重視する方におすすめのサービスといえます。
当記事ではSignTimeの機能や料金、他の電子契約サービスと比べた際の導入メリット、デメリットをご紹介します。
製品概要
SignTimeは電子契約サービスに求められる機能を最低限搭載しているサービスです。以下ではSignTimeの製品概要を紹介します。
サインタイム株式会社が提供する日本発電子契約サービス
SignTimeはシリコンバレー出身のエンジニアと日本の商品企画チームがタッグを組んで生み出された電子契約サービスです。
SignTimeを提供するサインタイム株式会社の経営陣は米国出身のエンジニア達であるため、直感的に操作できる簡単さを最重視して開発された背景があります。
したがって、米国流のユーザーインターフェースと日本の安心・安全を追求したサービス設計を兼ね備えた電子契約サービスを期待できるでしょう。
取引先のユーザーはアカウントの作成は必要ない
SignTimeではメールに添付のURLをクリックするだけで電子契約を締結できますので、取引先のユーザーに負荷を与えることはありません。
また、取引先のユーザーのみならず、導入企業の負荷を最低限に抑えるための機能を豊富に搭載しています。搭載機能例は以下の通りです。
- 契約書のテンプレート保存
- 書類の検索機能
- 契約書類の検索機能
- 契約書への手書き署名機能
- 契約書の一括送信機能
- 契約書整理用の書類タグ設定機能
- PDF、Word、Excel、JPEGなど多くのファイル形式に対応 など
堅牢なセキュリティを備えたシステム
SignTimeの通信はSSL/TSL(256bit)で、アップロードされたファイルはAES256で暗号化されているため、契約データの機密性は担保されています。
またSignTimeのセキュリティーチームには国際的に認定された資格 であるCISSP™やCREST CRT™ の資格を持つセキュリティ責任者が在籍しており、常に最新のセキュリティ機能へアップデートを図っているので堅牢なセキュリティを搭載しているといえるでしょう。
SignTimeを導入するメリット
他電子契約サービスと比較したときのSignTimeを導入するメリットをご紹介します。
直感的に操作・管理しやすい電子署名サービス
SignTimeは「電子契約はこんなに簡単なんだ」と感じてもらえることを最重視して設計されているため、ユーザーインタフェースが非常に優秀です。利用ユーザーの環境によっては、1分程度で契約書の作成・フィールド設置・署名依頼の送付を実施できます。
また、SignTimeは日本語と英語設定に対応しているため、取引先の担当者が日本語がわからなくても直感的に契約締結ができる点がメリットです。
30日間の無料トライアルが可能
SignTimeでは30日間の無料トライアルを実施できます。他企業の場合、無料トライアル実施時に決済情報の入力などを求められることが多い一方で、SignTimeではメールアドレスと他簡単な入力のみでトライアルを実施できる点が魅力的です。
また、SignTimeを導入する場合、無料トライアルは必須なサービス設計をしている点からも、サインタイム株式会社が顧客の成功を第一に考えてサービス設計をしていることがわかります。
したがって、顧客の視点に立った継続的なサポートやUI改善を期待したい方におすすめのサービスといえるでしょう。
手書きサインによる署名が可能
SignTimeでは署名者は任意でタッチを活用した手書き署名を実施できます。したがって、対面署名の運用が可能であるためシームレスな契約締結を実現できる点がメリットです。
みんなの電子署名など、他電子契約サービスの場合、手書きサインに対応していない場合も散見されるためメリットといえるでしょう。
SignTimeを導入するデメリット
他電子契約サービスと比較したときのSignTimeを導入するデメリットをご紹介します。
知名度が低い
SignTimeは2021年3月22日にリリースされた新しい電子契約サービスであるため、認知度が低いです。電子契約サービスの導入時、取引先への導入依頼が課題となる場合がありますが、SignTimeの知名度の低さゆえに導入を断られるリスクがあります。
したがって、取引への導入を円滑にしたい場合は他電子契約サービスの検討が必要でしょう。国内での利用が中心であればクラウドサイン、国外での利用が多ければドキュサインがおすすめです。
クラウドサインは国内で最大シェアを誇っていますし、ドキュサインは世界NO1のシェアを保持しているため、取引先への電子契約サービスの導入は比較的スムーズに済むでしょう。
導入事例が少ないため、実現可能なシステム構成が不明
SignTimeは2021年3月22日にリリースされた電子契約サービスであるため、導入事例が少ないです。2021/8段階で公式HP上において導入実績はテンプル大学ジャパンキャンパス、株式会社MUSIC FOR MUSIC、Curvegrid Inc.、株式会社 和味大輔の4社のみしか確認できませんでした。
したがって、SignTimeを導入した企業におけるシステム構成例を詳細に確認することができず、導入予定企業で実現したい要件をSignTimeで実現できるか公式HP上からだけでは確認できない点がデメリットです。SignTimeの詳細な機能は問い合わせが必要になります。
料金プラン
SignTimeの料金プランを他電子契約サービスと比較して紹介します。
SignTimeの料金プラン
SignTimeの料金プランは以下の通りです。
プラン名 | エントリー | スタンダード | プレミアム | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|
おすすめなユーザー | フリーランス | 小規模オフィス | 10名以上で利用するユーザー | 大規模オフィス |
月額(税込) | 1,078円 | 2,728円 | 9,460円 | 要相談 |
ユーザー数 | 1 | 1 | 無制限 | 要相談 |
送信費 | 50通まで無料 | 100通まで無料 | 300通まで無料 | 要相談 |
機能 | 契約書類の作成、送信 、署名機能 、 契約テンプレート作成機能 、 契約書類のパスワード設定 etc. |
エントリーの全機能 、 署名順設定(順列署名・並列署名) 、 マネージャー承認機能、 契約書類タグ機能(フォルダー機能) etc. |
スタンダードの全機能 、 電話によるサポート(平日10~17時)etc. |
プレミアムの全機能 、高度な電話サポート、 独自システムとの連携 、高度なセキュリティ構築 etc. |
他電子契約サービスの料金プラン
他電子契約サービスと比較した場合のSignTimeの料金プランは以下の通りです。電子契約サービス各社の法人向けプランで最安プランを比較しています。
アカウント数を無制限に使いたい場合、クラウドサインや電子印鑑GMOサインであれば10,000円程度の月額で実現可能です。一方でSignTimeであれば、クラウドサインや電子印鑑GMOサインより安い価格で実現できるためコストメリットがあります。
また、少数ユーザーで可能な限り安く利用したい場合、ドキュサインであれば1ユーザーあたり25$で実現可能です。一方でSignTimeであれば2,480円で実現できるためコストメリットがあります。必要最低限の機能に絞ったエントリープランであれば1ユーザーあたり1,078円と業界最安水準で利用できる点も魅力的です。
サービス名 | SignTime | クラウドサイン | ドキュサイン(DocuSign) | 電子印鑑GMOサイン |
---|---|---|---|---|
月額(税込) | 2,480円 | 11,000円 | $25 | 9,680円 |
アカウント数 | 1 | 無制限 | 1 | 無制限 |
送信料(税込) | 0円(100通まで) | 220円(税込) | 0円 | 110円(税込) |
まとめ:SignTimeを導入して契約業務を効率化しよう!
SignTimeは電子契約サービスに求められる機能を網羅している一方で、業界大手の電子契約サービスと比較して安い料金プランで提供しているため、サービスの知名度よりコストパフォーマンスを重視する方におすすめのサービスといえます。
直感的に操作・管理しやすい、30日間の無料トライアルがあるなどのメリットがありますが、同時に知名度が低い、導入事例が不明などのデメリットもありますので、導入の際は総合的に判断が必要でしょう。